家族、友人、映画関係者の証言に基づくある女優のドキュメンタリー映画を観てきた。
華やかなハリウッドの世界とは裏腹に、ナチスドイツの占領下にあったオランダでの幼少期や晩年のUNICEF親善大使としての文字通り命を削った献身的な愛を描いている。
オードリー・ヘプバーン、今やハリウッドの伝説である女優の足跡を丹念に辿っている。
父親は妻子を捨てナチスドイツに傾倒していく。捨てられた少女はその父親の幻影に生涯翻弄される。結婚相手に父親のその影を求め、結局2度の離婚の苦渋を味わうことになる。
後年父親と再会を果たすが、極めて冷淡な父親の実像に再び苛まれることとなる。
流産も経験するが、3度目の結婚で漸く穏やかで平穏な日々を手に入れる。
同時に、UNICEFの広告塔として世界中の紛争地帯に飛び、飢えに苦しむ子供達の支援活動に献身する。身も心も、全身全霊で!!
1993年、63歳で癌に侵されこの世を去る。
お勧めです。
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